Plagiarism

コピペ。ダメ、絶対。

このブログをスタートさせてから留学ネタはまだ6本しか投稿できてないので、今回は久しぶりに留学関連のポストをしたいと思います。巷では、『STAP細胞』騒動で注目の的である小保方晴子さんの「早大博士論文コピペ」がでセンセーションを巻き起こしており、「論文のコピペ」に関する記事がここ数日多く見られます。

『「STAP問題」について』(北尾吉孝、BLOGOS)
STAP細胞~捏造のメカニズムについて(AMOKN、BLOGOS)
小保方晴子氏のSTAP細胞関連騒動が焙り出した大学の構造問題(山口巌、THE HUFFINGTON POST)

何番煎じか分かりませんが、留学とコピペという観点で今回は書いていきましょう。

論文のコピペ。学術的には、論文盗用(英語ではPlagiarism)と言われています。海外の大学・大学院に留学すると、最初の一週間に留学生・新入生向けのオリエンテーションが開かれ、まず間違いなく確実に「盗用」についての注意を聞かされることになります。私の母校であるUniversity of Glasgow Senate Officeが公布しているPlagiarism Statementによると、Plagiarismに関して、次のように記述があります。

“Plagiarism is defined as the submission or presentation of work, in any form, which is not one’s own, without acknowledgement of the sources. (中略)Special cases of plagiarism can arise from a student using his or her own previous work (termed auto-plagiarism or self-plagiarism). Auto-plagiarism includes using work that has already been submitted for assessment at this University or for any other academic award.”

ざっくりと簡単に訳すと、Plagiarism(論文盗用)とは、「引用元を明らかにしないで、他の論文内容をコピペすること」です。さらに、上記ステイトメントによると、自分自身の論文であったとしても引用元を言及しないでコピペしたら盗用扱いになります(驚愕)。

では万一、論文盗用したらどうなるんでしょうか?グラスゴー大学の上記ステイトメントによると、次のようなことが起こるようです。

1.      学部・研究科による呼び出し

2.      聴取

聴取には、学部長または研究科長と教職員が出席し、聴取の内容はしっかりと記録されます。

3.      審議

4.      結果を書面通知

盗用ではないとみなされれた場合は無罪放免ですが、盗用であると正式に判定された場合には、軽い処分で減点もしくは再提出、重い処分で停学や退学となります。

海外の大学が、論文盗用に対して厳しいスタンスを採っていることが分かってもらえたと思います。さて、盗用を防ぐために、大学側は事前に様々な予防線を張っています。例えば、私がグラスゴー大学で学んでいたときは、論文だろうがエッセイ(いわゆるレポート)だろうが、提出する際に、Declaration of Originality(この論文・レポートは、不正なコピペをしていませんって宣誓書)にサインさせられました。さらに、Turnitinというソフトウェアを使って、大学ネットワーク上の過去の論文・レポートデータベースと自分の論文を照合して類似性が何%あるかをチェックし、その結果もプリントアウトして提出することが義務付けられました(類似性が高いと再提出です)。

これだけ厳しく基準で課題をこなしてくると、過去に日本の大学で課されたレポート課題とかがいかににヌル過ぎるかとショックを覚えるようになります。ショックを通り越して、日本のアカデミック領域の将来について危惧したりしなかったり。振り返ってみると、日本の大学で普通の講義のレポート書いていたときは、ネットで調べて直コピペはしなかったけど、参考文献つけて引用するなんてことにはとくに注意を払っていなかったです(反省)。

今回の騒動以前には、世間がここまで盗用に注目することなんて稀有だったわけで、非常に興味深かったですね。今回の投稿が、留学を考えている人や実際に留学が決まっている人の参考にもなれば幸いです。あと、Turnitinが日本語サービスを提供しているのも今回初めて知りました。導入する大学が出てきたら、これまた面白そうです。

Reference: University of Glasgow, 2013. Plagiarism Statement. University Fees and General information for Students, pp.52-54.
http://www.gla.ac.uk/media/media_286035_en.pdf#page=52&view=fitH,305

Photo: Some rights reserved by Jisc

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コピペ。ダメ、絶対。」への4件のフィードバック

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