パラリンピックこそ障碍への認識を改める絶好の機会

昨日9月8日から、リオ・パラリンピックが始まりました。

日本全国、パラリンピックの話題で持ちきり!、、、
かと思いきや、オリンピック開催期間中と比べると世間やメディア媒体のパラリンピックに対する注目度は比較的トーンダウンしています。

 

報道はされているのでしょうが、オリンピックのような日本全体が熱狂するような状態にまでは盛り上がっていないように感じます。
この現象は世界共通なのでしょうか?

 

気になったので、直近4回の夏季オリンピック・パラリンピックのTV視聴者数データを調べてみました。
下のグラフはIOCならびにIPCウェブサイト公表のデータを基に作成しました。

olympic_vs_paralympic

 

2000年シドニー大会時点では、世界規模のTV視聴者数で天と地ほどの差がありましたが、2004年アテネ大会、2008年北京大会にかけて
パラリンピックゲーム観戦者は3,000万人から38億人までおよそ12倍増加しました。
2012年ロンドン大会では、TV観戦者数の差は2億人まで縮まってきましたが、依然としてオリンピックが前面に立っている事実は変わりません。

それでも、全世界規模ではパラリンピックに対する認知や注目度が高まってきていると判断できます。

 

具体的なデータがないので比較はできないのですが、日本国内のオリンピック・パラリンピックのTV観戦者数の差は、上のグラフよりも大きいのではないでしょうか。
リオ大会ではオリンピックは民放地上波でも放送された一方で、パラリンピックはNHKとスカパーのみで放送されることを考慮すると、この推測はあながち的外れではないような気がします。

 

なぜ民放地上波に放送枠がないのかと言えば、それはつまりパラリンピック番組に対してスポンサーが付かなかったため放送枠を確保できなかったから。
なぜスポンサーが付かないのかというと、パラリンピック関連番組は視聴率が低くて宣伝にならないから。

裏返すと、パラリンピックへの関心が高まって良い視聴率が見込めればスポンサーが付いて、放送枠も増えるということです。

 

とすると、障碍や障碍者に対する理解、健常者と障碍者との共存の度合い、というものを高めることが重要なのかもしれません。

先日放送された日本テレビ「24時間テレビ」の裏で放送され話題となったNHK Eテレ「バリバラ」が指摘したように、日本における障碍・障碍者への接し方はまだまだ未熟です。
同番組中で紹介された「感動ポルノ」という言葉で象徴されるような番組づくりや報道が、日本における障碍・障碍者の置かれている状況を表しています。

 

この番組によって「感動ポルノ」という言葉を初めて知ったという日本人は僕を含めてたくさんいるのではないでしょうか。
この「感動ポルノ」という言葉は、自身も障碍者であるオーストラリアのジャーナリスト、ステラ・ヤング氏が2012年が起源となった造語だそうです。
英語では”Insporaton Porn”となります。

 

さらに英国公共放送BBCは自社の「製作者のためのガイドライン」の中で、

報道や番組制作においては障碍者を憐れむべき犠牲者として描いてはいけない

と規定しています。

BBC「制作者のためのガイドライン」

 

この2つのエピソードからも、海外では社会における障碍・障碍者に対する理解が日本よりも進んでいると伺えます。

障害に対する理解は一瞬で好転するようなことはあり得ないですが、
僕らが今できることは4年に一度のパラリンピックをオリンピックと同じくらい盛り上がって楽しむことでしょう
(個人的には車いすバスケが楽しみです)。

24時間テレビのような障碍や障碍者というトピックを妙なオブラートで包んで伝える番組よりも、
健常者と障碍者の壁を超えて単純にそのパフォーマンス自体に訴えかけるものがあるパラリンピックの方が
僕たち、そして社会の障害に対する認識を変えることができる機会なのではないでしょうか。

 

Photo: Some rights reserved by Hayato.D

 

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