名画こそ劇場で観たい

ここ最近、自分の中で映画熱が燃え上がっている。それもただ映画を観るのではなく、映画を「劇場で」観ることにハマっている。どのくらい行っているのか半券を数えてみたら月に3本くらいは映画館に行っている計算だった。

 

元々、映画が嫌いというわけではないし、色々な作品を観てきた方ではないかと思う。でも、劇場に足繁く通うというよりは、DVDをレンタルしたりオンデマンド(Huluなど)で視聴するのがここ数年のスタイル。

 

きっかけは映画好きで、映画に詳しい友人が数人出来たことだろう。彼ら彼女らと一緒に映画を劇場で鑑賞し、見終わった後に喫茶店で珈琲を飲みながら映画の感想を語らう、というのがすごく楽しいのだ。そんな友人達からまだ観たことのない映画の話を聞くと、むくむくと好奇心が芽生えチェックしたくなってくる。

 

気になる映画をチェックするのにレンタルは非常に便利なのだけれど、やっぱり映画館の迫力のある大きなスクリーンで、あの独特の雰囲気の中で、作品を鑑賞したいのです。

 

そんな自分にとって、都内に住んでいることは非常に幸運なこと。映画館の数自体が多いし、各映画館ことに独自の特集もしてくれているので飽きることがない。最新作に加えて、昔の名作のリヴァイバル上映をしてくれるのが有り難い(しかも2本立てなどで安い!)。

 

ここ最近見た昔の名作で印象に残っているのは、北千住ブルースタジオで観た『甘い生活』(監督フェデリコ・フェリーニ、主演マルチェロ・マストロヤンニ、1960年)。1950年代のローマを舞台に当時の上流階級のデカダンスな生き方を描いた作品で、非常に面白かった。

 

何と言っても、マルチェロ・マストロヤンニの色男っぷりが堪らない!醸し出される色気、余裕のある身のこなし、切なそうな視線。男の私(もちろん恋愛対象は女性)が目を離せなくなるくらいだから、女性が放っておかないのも無理はない。

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マストロヤンニ自身の魅力もさることながら、劇中の服装も良いセンスをしている。マストロヤンニの劇中の服装は基本ダークスーツに無地のタイ(黒もしくは紺?)。シンプルだけど説得力のあるその装いは個人的に参考にしたいくらいカッコ良い。気楽さを重視してカジュアル服を着ることが多いけれど、大人の男は紳士服でビシッとキメないといけないなぁと痛感させられる。

 

ネタバレにしたくないからあまり多くは語らないけど、最後の海岸でのラストシーンがとても好きだ。放蕩生活を通して破滅していくマストロヤンニ演じるマルチェロの呆けた様子と、少女の悲しそうな困ったような笑顔との対比が非常に良い。とくに、少女のあの表情はなかなか脳裏から離れない。

 

村上春樹の何かの作品に、「ある程度の期間、多くの読者に読み継がれてきた名作・古典こそ読む価値のある本」というような言葉があったかと思う。これは文学だけでなく、映画にも当てはまるのではないか。もちろん、新作を軽んじるつもりは毛頭ないけれど、古典作品でしか味わえない感動は絶対あるはずだ。

 

そんなわけで、私はできるだけ劇場に足を運んで昔の映画を楽しみたいと思うのである。

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